本格的にゼミ活動が始まりました☆

皆さんこんにちは。中川ゼミH P担当の鈴木です。最近は肌寒かったり、夏のように暑かったり不安定な気温ですのでお体には気を付けてくださいね。

さて、2年生も前回から初めて発表に参加する子たちが出てきました。最初は分からない事も多いかもしれませんが、全員で協力してゼミを盛り上げていきましょう! 本日4月21日の第3回中川ゼミの内容は①先週の発表班から出された課題、②消費者心理学のレビュー 、③心理学統計についてです! 

先週の課題であった「身体化認知理論を利用したマーケティング」の発表では様々な例が出されました。「身体化認知理論」とは、人が考える抽象的な概念を感覚的な経験とリンクさせることで理解することです。温かいコーヒを持った人は冷たいコーヒーを持った人より他人を温かく評価するという話は有名ですよね!その中からいくつか紹介したいと思います。

1,たまご化粧水🥚

「たまご」と聞くと白くてツルツルしたイメージを抱くので、この化粧水を使えば自分も白くてすべすべの肌になれるのではないかと思い、購入してしまう。

2,ロイヤルミルクティーのパッケージ

ロイヤルミルクティーのほとんどのパッケージは白・青・金で作られている。これは「ロイヤル」=「王室」というイメージから高級感を演出している。

皆さんも日常生活の中で探してみると、今までなんてことないただの商品だと思っていたものが面白く感じるかもしれません💭

 

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続いて、教科書①消費者心理学の第2章「本当にお買い得?価格と支払いの心理」(山田一成・池内祐美/編著)のレビューを行いました。私がこのレビューの中で気になったことは、よく耳にするフレーミング効果、「確かにそうだな」と納得してしまったサンクコスト効果と2つです!

フレーミング効果とは「表現の仕方を変えることで参照点が変化し、対象の捉え方が変わること」です。発表では、例として待ち時間の表記方法が挙げられていました。待ち時間の表記が「2時間」の場合と「120分」の場合ではどちらが短く感じるかということで、ゼミ内で確認したところほぼ全員が120分に手を挙げていました。研究で実証された結果としても「120分が短く感じる」が正解でしたが、授業後に「2時間」の方が短く感じると言っていた生徒と話をした時に出たのは、「2時間」と「120分」だったら「2時間」を短く感じるが、これが「1時間50分」と「110分」であったなら”後者を短く感じる”という意見が出ていました。

授業後にも気になったことについて意見交流することができ、「いい活動ができているな」と感じる出来事でした☆

サンクコスト効果とは、既に支払った費用に見合った価値を取り戻そうとするものです。ここでマーケティングへの活用例として挙げられたのは「付録付きの月刊誌」です。毎月部品が届くような物であれば「途中で止めるのはもったいないから最後まで買おう」と定期的に購入を促すような効果が期待できます。皆さんも実はこのような経験を何度もしているのではないでしょうか。サンクコスト効果はお金がかかる物や製品だけに現れるのではありません。自分に合ってない習い事やアルバイトをせっかくだから…とずるずる続けたり、冒頭で面白くないと感じた映画や本を読み続けたり…etc.

このように自分の時間にだってサンクコスト効果の影響があるのです。(思い当たる節がありドキッとした方もいるのでは…?笑)

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最後に、教科書②心理統計第5章についてレビューと共に実際にHADを使って学習しました。第5章はt検定についてです。

※t検定とは2つの変数(距離・速度・大きさなどの量的変数)の平均に優位な差があるかどうかの分析です。教科書②のアンカリングのところでも出てきましたね。少し難しいですが、これからMRGPで行う研究発表でも使えると思うので、各自しっかり復習して自分の力にしていきましょう⭐︎ (自分も苦手なので頑張ります!!)

ではまた次回のHPでお会いしましょう!

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