五月病に負けるな!(第4回)

皆さんこんにちは、今年からHPを担当させていただく山腰です。最近は私と中川先生の推し球団であるドラゴンズもベイスターズも調子が良く、二人とも気分は最高ですね!さあ五月も中旬となり、だんだんと新学年にも慣れて怠け始めた人もいるのではないでしょうか?普段の講義は1回ぐらいサボってもまぁ大丈夫かと思いますが、ゼミ活動だけはサボることがないようにしましょう!

今日は5月12日(木)に行われた第5回ゼミについて報告していきたいと思います。最初は第4回で出された課題である「情報源泉が広告や企業にポジティブ(ネガティブ)な影響を与えたマーケティング事例」について発表しました。課題だけを聞いたときは、前のフレーミングの課題に比べれば楽勝と考えていましたが、精緻化見込みモデルによって分析して発表するという形態に皆さん苦戦していたように思われます。しかし、中川先生がしっかりと精緻化見込みモデルの考え方について復習する時間を取ってくださったおかげで、皆さん忘れることはもうないかと思います。様々なマーケティング事例が挙げられる中、私が一番納得し印象に残ったのは、アルソックのCMの例です。アルソックに関して特別関与が高いわけではない人々が多い中、CMで吉田沙保里さんや井上康生さんを起用することで、強いというイメージから安心や正義感を感じ、アルソックのセキュリティーの強さを完璧に表現しているように感じました。

続いて教科書発表第4章「衝動買いと買い物依存」についてです。皆さんはストレスの解消のためにいらない商品を購入してしまい後悔した経験はありますか?ここでは衝動購買などの様々な購買の種類やこのような衝動買いが起こってしまう理由について説明されました。衝動買いをしてしまう要因としては、「自己制御資源モデル」の観点から指摘されていました。自己制御資源モデルとは、衝動や欲求を抑制する場面では制御資源と呼ばれる心的エネルギーが必要であるという考え方です。補足としては、心的エネルギーの量には限界があり回復には時間がかかってしまうということです。例えば、ダイエットをしているときに大好きな食べ物を我慢した後に勉強をしても集中できない経験はありませんか?これを自己制御資源モデルで考えると、好きなものを我慢したときに制御資源を使い切ってしまい勉強に回すエネルギーが足りなかったと説明できます。また他にも店舗条件によっても衝動買いが促進されると考えられます。例えばスローテンポの曲を流している飲食店はアップテンポの飲食店にくらべ客の食事時間が長くなり、支払金額が増加した結果が得られています。他にも店舗の色や香り・「本日限り」などのPOP広告で購買行動には影響します。また衝動購買とは別に、買い物せずにはいられないという状況になってしまう買い物依存というものがあり、購入後に楽しさよりも罪悪感や後悔などの感情が起こってしまうそうです。皆さんも今回の説明を聞いて改めて自分の購買行動を見直すいい機会になったと思います!

最後に心理統計について報告したいと思います。今回は私たちのインゼミでも1つの班は使うと思われる「2要因分散分析」について学習しました。これはある変数に対して2つ以上の要因が影響する際に用いられる手法です。ここでは前回やった主効果という用語に加え新たに交互作用という言葉が出てきました。交互作用とは一方の要因の影響に対し他方の要因が影響を与えることを言います。例えば、飲酒・喫煙・肺がんの関係について、喫煙している人は肺がんになるリスクがあるが、その中でも飲酒している肺がんになるリスクが高くなる場合交互作用があるといいます。これらをHADを使って実際にやり方を確認して2要因分散分析についてしっかり学習できたと思います。覚えることは多いと思いますが、ぜひインゼミでも使えるようにしていきましょう!

2年生はゼミにも少しずつ慣れてきたと思いますが、まだ大変だと思います。去年の私たちも同じように心理統計まで手を回す時間がなかなか取れず、理解したのは11月などでした。分からないことがあれば気軽に先輩に聞いてください!私たちも完璧ではないのでいい復習になる気がします(笑)

では今回はここまでにしてまた来週のHP担当にバトンを渡したいと思います!

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