カードと生きてきた男

こんにちは。もうすぐウルトラマンの日がやってきます。一年に一度のこの日を少年の心で待ち続ける大学二年生、石垣勇人がコラムをお届けします。

今回のコラムでは自己紹介もかねて私の趣味について語りたいと思います。

はじめに

突然ですがみなさん、トレーディングカードゲーム(以下TCG)というものをご存じですか。これは友達とカードを交換したりそれを使って対戦したりするもので、今の流行りで言うポケカや遊戯王とかのことです。私はこれまでに数多くのTCGを嗜んできました。中でも、バトルスピリッツ(以下バトスピ)に深い思い入れがあります。

出会い

私が初めてバトスピに触れたのは小学一年生の頃、雑誌の付録として手に入れたデッキでした。兄に誘われ、気が付けばドハマり。十四年という、人生の大半の時間を共に過ごしてきました。私がこんなに長く、そして深くハマっているのには理由があります。

ピンチはチャンス!

私がバトスピにハマっている理由の一つは、そのゲーム性です。バトスピにはコアという概念があり、これを支払うことによって仲間を召喚したり魔法を行使することができます。ゲームが進行するほどにコアは増えていき、より強力な仲間を召喚できます。また、このゲームでは対戦相手のライフをゼロにすると基本的に勝ちになるのですが、ライフを減らすほど対戦相手の使えるコアが増えるシステムになっています。先ほど述べたように、コアはあればあるほど強いので、自身のライフがゼロに近づくというピンチは、より強力な仲間を引き込むチャンスになりうるのです。ですから、いつゲームがひっくり返るかわからない。それも込みで読みあいをしていくのが奥深く、惹き付けられるポイントになっています。▲石垣お気に入りのウルトラマンティガのカード▲石垣のお気に入りのウルトラマンティガのカード

昨日の敵は今日の友

もう一つの理由はバトスピでつながった縁です。私はよく、店舗で行われる大会に参加します。そこには自分の腕前を試したい人、自分の好きなカードで戦いたい人など様々な人がいますがみな一様に勝負に対して真摯です。一手々々に気を遣い緊張の勝負を繰り広げます。ですが真剣勝負が終われば昨日の敵は今日の友です。勝った相手を称え、健闘を祈ります。楽しくお話ししたり、大会の成績とは関係のないフリー対戦で盛り上がったりもします。私は数々の対戦を通して、よい縁を結ぶことができました。この出会いに至上の感謝を。

さいごに

ここまでカードヲタクの駄文にお付き合いいただき誠にありがとうございます。TCGはなにかとルールが難しかったり、そもそも一緒にやる友達を探すのが難しくて敷居が高かったりしますが、少しでも興味を持ってもらえたなら幸いです。間違いなく人と顔を突き合わせて遊ぶ楽しさが、TCGにはあります。それでは今回はこの辺で筆をおかせていただきます。

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石垣勇人
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