MRGP当日!!!

  こんにちは、ソリスハルビです!!今回は12月9日(日)に行なわれたMRGPの報告になります!約半年間、チーム一丸となって取り組んできた成果を発表する大切な日が、ついに東洋大学で開催されました。

  今年は前泊するため土曜日の名古屋をお昼頃に出発しました。国立オリンピック記念青少年総合センターに早めに到着し、東京を少し散策する時間が取れました。観光を楽しみつつリフレッシュすることができ、気持ちを落ち着かせて翌日の本番に向けて気合を入れる良い時間になったと思います。

 宿泊先は昨年と同じ国立オリンピック記念青少年総合センターでしたが、今年は時間に余裕を持って到着できたこともあり、どこかリラックスした雰囲気で過ごせました。部屋も落ち着いた感じがして、夜は翌日の本番に向けて各チームでリハーサルを行い、最終チェックも念入りに進めることができました。

 

 今年のMRGPテーマは2つあり、1つ目は「より良い社会を実現するためのマーケティング」、2つ目は「情報化社会における衣食住のマーケティング」でした。

 まず予選が各会場ごとに行われました。各会場で最優秀チームが選出され、決勝に進むことになり、それに加えて同じテーマ内で最優秀チーム以外から特に評価の高かった1チームがワイルドカードとして選ばれ、決勝進出の権利を得ました。審査は各学校の担当教員1~2名が行い、厳正な評価がなされました。

 

 

 私のグループの会場は「より良い社会を実現するためのマーケティング」のテーマに取り組み、予選に臨みました。同じ会場で発表された他の研究の中で、特に印象に残ったのは「キャッチコピーが入浴行動に及ぼす影響」という研究です。
具体的なデータと実験結果を通じて、広告が人々の行動に与える力を改めて感じさせられる内容で、非常に興味深かったです。特に「感情の喚起」という視点をマーケティングに活用する方法について、新しい発見が多く、私たちのチームの研究にも良い刺激となりました。

次に、中川ゼミ各班の研究テーマを簡単にご紹介します。まず、私たちの班のテーマは「ブラインドグッズにおける確率表記の効果 〜知覚リスクの低減と顧客満足の向上〜」です。

私たちは、ブラインドグッズ購入時に感じる知覚リスクを低減させる方法として「確率表記」に注目しました。そして、オンラインおよびオフラインのブラインドグッズにおける確率表記がどれほど効果的かを検証する研究を行いました。結果として、確率表記が顧客の安心感や満足度にどのように影響を与えるかを明らかにすることを目指しました。

 

次にご紹介するのは、第2班の研究テーマ「BeReal.きた?!~今の社会に必要な効果とは~」です。

この研究では、近年Z世代を中心に流行しているSNSアプリ「BeReal.」に注目しました。「無加工写真機能」「同時性」「両面同時撮影機能」「投稿制限」というアプリの特徴の中で、どの要素が多くの人に受け入れられるきっかけとなっているのかを検証し、その要因がクチコミマーケティングへ応用できる可能性を探りました。興味深い視点からSNSの活用方法を分析しており、とても新鮮な内容でした。

 

次にご紹介するのは、第3班の研究テーマ「生成AIの開示によって広告評価は変化するのか」です。

この研究では、近年増加している生成AIを利用して作成された広告に焦点を当てています。生成AI広告が普及する中で、その広告評価がどのように変化するのかはまだ明らかにされていません。そこで本研究は、AI生成広告の開示が広告評価の要素である「頼性」や「創造性」に与える影響を検討しました。広告の評価基準がAI技術によってどのように変化するかを探る非常に興味深い研究でした。

次にご紹介するのは、第4班の研究テーマ「言い訳がもたらす罪悪感と幸福感への影響」です。

この研究では、消費者が購買行動を正当化するために使う「言い訳」が、どのように罪悪感や幸福感に影響を与えるかを明らかにすることを目的としています。特に、他者型の言い訳と自己型の言い訳の効果を比較し、それぞれが消費者の感情に与える影響を検証しました。本研究は、消費者の主観的ウェルビーイングを向上させるためのマーケティング戦略の開発に貢献することを目指しており、非常に実践的で興味深い内容でした。

 


残念ながら私たちのゼミからは決勝に進むことはできませんでしたが、全てのグループがそれぞれ素晴らしい研究成果を発表しており、とても刺激を受けました。どの班もテーマに対して真摯に取り組んでいて、同じ場で学び合えたことを嬉しく思います。

最後に、結果的には私たちが目指していた結果を得ることはできませんでしたが、友達と一緒に過ごした時間や努力したことは、今後ずっと大切にしていきたい思い出となりました。共に頑張ったからこそ感じられた達成感や、仲間との絆は何物にも代えがたい宝物です。これからもこの経験を糧にして、次の挑戦に向けて一歩一歩成長していきたいと思います。

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