インゼミ中間発表(ゼミ第12回目)
近頃、地震や大雨・洪水など、自然災害が多く報道されています。安全対策など大丈夫でしょうか。今一度確認したほうが良いかもしれません。さて、第12回の中川ゼミでは前半にインゼミの中間報告、後半に『心理統計の使い方を学ぶ』の第9章、12章の発表が行われました。
インゼミの中間報告は、以下のような内容でした。↓
・Brenna et alによると、健康商品の栄養表示の単位ではgと何個分、高とたっぷり、低と控えめ、といった数値表示と言語表示では言語表示でなされていたほうが栄養情報を好むという傾向があることがわかっている。よって数値表示同士での比較と、言語表示同士での比較を行い、調査を行っていく、というもの
・商品情報がARによって立体的に画像を提示された時と従来のように平面的に画像を提示された時で消費者の購買意欲や知覚品質への影響はあるのか、従来のオンライン提示方法とARによる提示方法で研究を行う、というもの
・若者には野菜が足りておらず、広告メッセージの内容や伝え方によって、消費者の野菜への意識を高めて、より多くの野菜を摂取しようと消費者が心がけるようになるのではないか、という仮説の元、健康への意識を高める広告メッセージを野菜に用いることで、消費者の野菜に対する健康意識を高め、野菜に対する購買意識が高まるか、明らかにしていく、というもの
・若者から大人まで生活習慣病は増加していて人々の健康意識は高まっている。そこで、健康増進のイベントを企画して生活習慣病抑制につなげられるものを調査していく、というもの
発表を聞いて、低糖質は必ずしも低カロリーではない、といった消費者に“誤認”させることで、悪徳商品を売り出しているものがある、という発表は面白い観点で、個人的に興味深いと思いました。
後半の教科書第9章12章の発表では、t検定や、分散分析などについて、HADを実際に使いながらの説明がありました。研究や論文を書くときに必ず必要になってくる内容なので、忘れないようにしなければいけない内容だと思いました。仮説まで決まり、これから研究調査といった本格的に内容に踏み込んでいく段階になってきたので、それぞれのグループがメンバー同士力を合わせて頑張っていきたいと思います。