神様のいうことはぜったい

今回は私が小説にはまったきっかけである「麻耶雄嵩」の神様シリーズの第1弾である『神様ゲーム』を紹介したいと思います。このような文章を書くのは初めてなので、稚拙な文章ではありますがぜひとも最後までご高覧いただけると幸いです。

 

あらすじ

神降町に四匹の猫が立て続けに殺される事件が発生した。主人公である芳雄のクラスメイトであり芳雄が片思いしているミチルの愛猫も殺された。芳雄はミチルや他の同級生と結成していた浜田探偵団で犯人捜しを始めることにした。

 

しかし、犯人の目星はつけられずにいた。そうした中、芳雄はトイレ掃除中に転校生のクラスメイトである鈴木太郎に「僕は神様なんだよ、神様だからこの世のどんなことでもわかる」と言われた。芳雄は何かのゲームだと思い鈴木に質問をいろいろなことを質問した。そこで鈴木は担任の教師が不倫していること、芳雄が36歳で死ぬこと、両親と血がつながっていないことを伝える。当然のことながら芳雄は信じていなかった。

 

翌日、芳雄は鈴木に「連続猫殺しの犯人も知っているのかい?」と質問をする。すると、鈴木は秋屋甲斐という大学生が犯人であると答える。芳雄は半信半疑で犯人は秋屋甲斐ではないだろうかと探偵団のメンバーに伝える。そして秋屋甲斐について調べているとある奇妙な点に気付く。それは殺された猫がアルファベットのA、K、I、Yの形をしているということである。芳雄たちは、犯人は秋屋であると調査を進めていく。そんな中、山奥にある探偵団のアジトである古い山小屋で殺人事件が起こる。果たして犯人は秋屋甲斐であるのか?それとも…

 

最後に

この物語で重要なことは自称神様である鈴木の発言です。神様の発言は正しいのか、それとも荒唐無稽なものなのか。この物語は空白が多く読者自身の考え次第で結末が大きく分かれる物語となっています。一般の小説よりも短く読みやすい小説となっているため是非皆さんも読んで感想をお聞かせください。

麻耶雄嵩の小説は神様ゲームの続編である連続短編小説である『さよなら神様』や『螢』、『隻眼の少女』もおすすめの作品であるので時間があるときに是非読んでみてください。

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爽太渡邉
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