第10回 態度と説得(後半)

みなさん、こんにちは!中川ゼミです!本日、第10回目の中川ゼミでは、消費者行動論第7章後半の「説得」という概念について学習しました。

皆さんは、ただ「説得」と言われても、何のことだかよく分からないと思います。今回学んだ範囲にも、説得についての記述が多くありました。でも、全てを説明すると長くなってしまいますので、特に大切な部分や気になったところをピックアップして説明させていただきます!

まず、私が今回の範囲で気になったのは、「ハロー効果」というものです。「ハロー効果」とは、1つの側面で高く評価される人は、他の事でも秀でているとみなされるという効果のことです。分かりやすくするために、1つだけ例を挙げると、数学が得意な人は国語や英語などその他の教科もできるとみなされがちですよね。でも、数学が得意な人が国語も英語も得意だとは限りません。こういったように、何か1つの事で秀でている人は他の事でも優秀だとみなされる傾向にあります。

次に、「精緻化見込みモデル」というプロセスです。このプロセスは今回の範囲でとても重要なところです。後で記載する、PowerPointの発表課題でも出てきますので、ここで説明したいと思います。「精緻化見込みモデル」とは、高関与の状況下では説得への「中心ルート」を通るとし、低関与の状況下では代わりに「周辺ルート」を通るとするものです。ただ、これだけでは理解しにくいと思いますので、例を1つ挙げておきます。例えば、コーヒーを購入する際に、豆のコクや軽さ、苦味や酸味などを気にして購入する人は、コーヒーについて高関与で「中心ルート」を通ると言えます。一方で、ラテアートが可愛いなどの理由で購入を決める人は、コーヒーについて低関与で「周辺ルート」を通ると言えます。どんな理由で「中心ルート」なのか、また、どんな理由で「周辺ルート」なのかを考えることがとても難しく感じました、、、。

そして、PowerPointの発表課題では、「課題① 商品に対する態度が変わった経験を【精緻化見込みモデル】を利用して説明しなさい。」という課題と、「課題② 否定的なメッセージをも送る広告についてそれが有効な理由を説明しなさい。」という課題を発表し合いました。

こちらの写真では、課題②の両面提示の事例について発表しています。志摩スペイン村についての発表で、客が少ないことを逆手に取るという、とても興味深いものでした。

授業の後半には、Excelを使って心理統計を行いました。今回は教科書で言うと第8章の「相関とその検定」という範囲についてHADを用いて学習しました。変数のばらつきによって相関関係があるのかないのかを分析し、調べました。

授業では、まだまだ分からない事も多いですが、新しい発見もあるたくさんあるので、これからも全員で頑張っていきたいと思います!最後まで読んで下さり、ありがとうございました!!


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koideririka
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