2年生の課題発表が行われました(ゼミ第2回目)

皆さんこんにちは!まだ肌寒い季節ですが、皆さんはいかがお過ごしですか。名城大学では授業が始まってから1週間が経ちました。新学期となり戸惑うこともありますが頑張っていきましょう。
今週のゼミでは、前回に引き続き2年生の素朴な疑問についての発表がありました。3年生が疑問の鋭さ、疑問の情報量、プレゼンの3つの観点から評価しました。その結果、1位鈴木真帆、2位鈴木紫音、3位塩谷龍之介となりました。3位までの発表を紹介します。

  • 1位 ブランドイメージやブランドの価値を落とさずにカラーユニバーサルデザインを使用していくにはどうすればよいか。
  • 2位 企業の発するブランドイメージと消費者が受け取るブランドイメージはなぜ異なるのか。企業が望ましいと思うブランドイメージを消費者に植え付けるにはどうしたら良いのか。
  • 3位  本当に色によって消費者が商品に対して抱くイメージが変わるのか。高級なものに対しての購買意欲を高めるためにはどのような色を使えばよいのか等。

1位になった鈴木さんには先生から賞品が送られました。おめでとうございます!2年生にとってはゼミでの発表が初めてで緊張したと思いますが、MRGPに向けて一緒にプレゼンスキルを磨いていきましょう。

授業の後半では、A・クリシュナ(2016)『感覚マーケティング』の教科書第2章「視覚」についての発表を行いました。直線距離バイアス、サイズ・バイアス、消費バイアス、色彩の使用、模様、パッケージと製品消費、文化と色について勉強しました。特に、私が驚いたことはグラスの水を例とした消費バイアスです。細長いグラスとずんぐりしたグラスでは、同じ量の水が入っていたとしても後者の方がより多くの水を飲んだと感じるそうです。水を飲む前に細いグラスは大きな期待が、ずんぐりしたグラスは小さな期待が形成されるが、水を飲んだ後にこの予想が裏切られることによって、ずんぐりしたグラスのほうが多くの水を飲んだと認識されます。私たちの身の回りには、思っている以上に多くの錯覚・バイアスがあります。皆さんも先入観を捨て、それが本当に正しいのか考えてみてはどうでしょうか。

また、パッケージのデザインによって商品の重量感が変わることがわかりました。例えば、パッケージの下、右側に製品画像を掲載した場合に「重い」印象を与え、パッケージの上、左側に製品画像を掲載した場合に「軽い」印象を与えます。このように、私たちが日常的に見ている広告や製品パッケージなどには多くの情報や企業の意図が隠されています。何気無い一言や配置、色、模様など普段は見過ごしていた商品に注目してみると新たな発見があるかもしれません。

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