合同ゼミを行いました!

みなさんこんにちは!

今回ホームページ担当をします2年の林です。よろしくお願いします。

後期に入り早一ヶ月が経ち、10月を迎えました。暑い季節から少しずつ肌寒い季節に変わってきてます。体調管理にはくれぐれも気をつけて過ごしていきましょう。

さて、今回の中川ゼミでは、中京大学の井関ゼミの皆さんをお招きして合同ゼミを行いました。MRGPに向けた研究をお互いに発表し合い、沢山のアドバイスや感想をいただくことが出来ました。今回は多くの研究発表が行われましたが、その中から個人的に興味を持った発表内容を紹介します。

まず、中京大学井関ゼミA班の「推し活に置ける”可愛い”ブランディングの効果」についてです。内容としては、男性アイドルグループに対して”かわいい”ブランディングをするとどのような効果をもたらすのかについてでした。

具体的には認知度の高さや”かわいさ”を売りにする男性アイドルに焦点をあてた研究内容で、女性アイドルグループではなく、なにわ男子といったZ世代トレンドから推し活ブランディング効果を研究するという興味深いもので、「推し活」という部分から”可愛さ”に焦点をあて、男性アイドルグループから研究を行うといった奇抜な観点が個人的にとても結果が気になる研究でした。

また、先行研究として用いられたヘドニック協応から喜の感情と結びつきやすいテンポの早い長調の曲と明度/彩度が高い色は感覚間協応として対応づけられやすいことがわかっており、かわいいブランディングを活用した商品評価にどのような影響があるのかといった仮説を立てて考察をしていたり、有名な男性アイドルグループをかわいいブランディングした場合ではどのような影響があるのかといった仮説など様々な視点から考察されていました。

なにわ男子といった着眼点はとても面白く、かわいいから男性アイドルを連想させるのもZ世代ならではの観点だと思い、どのような研究結果が出るのか楽しみです。

2つ目に中京大学井関ゼミB班の「”エモい”感情が購買意欲向上に繋がる!?」についてです。「エモい」といった用語は昨今よくネット上で使われるようになり、聞くことも多くなりましたね。emotionalが由来である日本のスラングかつ若者言葉であり、「懐かしさ」、「寂寥感」、「美しいもの」を表現する際に使用するものだと改めて知ることができました。実際どのような意味なのかはっきりせずなんとなくで聞いたり、使用している人が大半だと思います。

研究内容として「Z世代は「エモい」というポジティブな価値観を有しているため歴史的ノスタルジアでも十分に感情喚起をされるのでは」についてでした。ここで個人的な出来事の記憶に基づき、自分自身の過去における心地よい部分から生じる懐古感情である個人的ノスタルジアや記憶がないにも関わらず、自分自身が生まれる以前の古き良き時代の歴史的物事や人物に対して生じる懐古感情である歴史的ノスタルジアといったノスタルジアにも種類があることを初めて知りました。

先行研究をもとに個人的ノスタルジアに比べて歴史的ノスタルジアは感情喚起が弱いことから考察しており、「エモい」という用語をどのような意味合いで定義するのか、「エモい」という感情からマーケティングにどのように活用していくのかとても興味深い内容で個人的に「エモい」に関する研究をしてみたいとも思いました!

私たちの発表に関しても多くの意見をいただきました。MRGPまで残り2か月あまりとなりました。それぞれの班ごとに改善点が多く見つかったと思うのでみんなで協力し合い本番に向けて頑張っていきましょう!

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