第4回 認知的不協和

今回のゼミ活動前半部分では、ソロモン『消費者行動論』第4章「動機づけとグローバルな価値観」の前半部分について意見の交換、先生の解説を含めて議論しました。動機付けとは人々を行動に駆り立てるプロセスのことで、なぜそのような消費者行動をしたのかを研究することで消費者の持っているニーズを満足させる商品を開発することが出来るということが分かりました。

ゼミの後半では、認知的不協和を解消しようとするマーケティング事例についてのプレゼンテーションを行いました。

接近-接近型コンフリクトは2つの望ましい選択肢の間で選ばなくてはならない時に抱える不協和のことです。例としては、勉強をしたいけど遊びたいということが挙げられ、解消するマーケティング事例として名古屋市科学館の竜巻ラボなどを使うことによって遊びながら学ぶことが可能という意見が出ました。

接近-回避型コンフリクトは目標達成を望むが同時にそれを避けたいと思う時に生じる不協和のことです。例としてみなさん、スマホを触りながらチョコレートを食べたいと思ったことがありますよね?しかし、同時に「手が汚れるから嫌だなー」と思うことがありますよね、この不協和を解消するマーケティング事例としてガルボチョコが挙げられました。ガルボチョコだと手を汚すことなくチョコレートを食べることができます。

回避-回避型コンフリクトはどちらとも望ましくない2つの選択肢の中から選ばなくてはいけない時に生じる不協和のことです。例として、寝転がり、充電しながらスマートフォンを触りたい時の充電手段として置き型充電器かケーブル型が浮かびますよね?しかし、置き型充電器を選んだ場合、スマートフォンの操作はしずらいですよね、一方でケーブル型を選んだ場合でも断線の危険性があります。そんな不協和を解消するマーケティング事例としてケーブルバイトがあります。ケーブルバイトを用いることで断線の危険性なくスマートフォンを使うことができます。

このように、3つのパターンで起こる認知的不協和を解消するマーケティング事例を、自分たちで考えることができました。

中川ゼミのtwitterアカウントはこちら