第1回オープンゼミ

 すっかり秋らしい気候となり冷え込む季節になりましたが皆さんはどうお過ごしでしょうか。朝晩の気温の変化も激しく体調にはくれぐれも気を付けてください。また、今週末に日本列島に接近する台風14号による大きな被害がないことを願うばかりです。

さて、今週の中川ゼミでは、第1回のオープンゼミがいつものゼミ室ではなく、講義室で開かれました。多くの1年生の方が中川ゼミに興味を持ちオープンゼミに参加してくれました。

ゼミの冒頭では、オープンゼミということもあり中川ゼミの一日の流れや活動についての紹介を行いました。1年生の方たちも中川ゼミについて詳しく知ることができたのではないかと思います。

次に、先週インゼミグループ第2班によって行われた「制御焦点理論」の「促進焦点」と「予防焦点」の具体例を各インゼミ班ごとに発表を行いました。「促進焦点」とはポジティブな結果を目指すことを目的としており「予防焦点」はネガティブな結果を回避することを目的とされています。インゼミ第3班は「促進焦点」の例としてユニクロのエアリズムを挙げられました。エアリズムは「あなたを快適にする」というメッセージを訴えかけているため、この商品を利用することは「快適」になれるというポジティブな結果を目的としていることが分かります。一方、「予防焦点」では同じくユニクロのヒートテックが挙げられました。ユニクロのヒートテックは暖かいという事は前提としそのうえで「ムレを防ぐ」という事を訴えかけネガティブな結果の回避を目指していることが分かります。今回は第3班の例を紹介しましたがどの班も興味深い具体例を挙げられていてよかったです。

次に、インゼミグループ第2班による研究報告が行われました。第2班では「野菜購入を促す制御焦点に基づいたメッセージとは?」というテーマで研究を進めています。近年野菜の摂取量が減少していること、生鮮食品から加工食品への食の外部化が進展するということに着目し野菜の加工食品の購買意欲の促進をどのように行っていくのかについて研究を行っています。その際に先程にも述べた「制御焦点理論」の「促進焦点」「予防焦点」を絡めた研究を行います。

次はオープンゼミに参加してくださった1年生の方たちとゼミ生とで質問会を行いました。1年生のもとにゼミ生がゼミ活動に関する質問を受けたりその他にもゼミ以外の様々な話をすることができました。質問会では和気あいあいとした雰囲気のもと1年生、ゼミ生ともに楽しめていて良かったです。

最後に、インゼミグループ第1班による研究報告が行われました。第1班では、近年普及が進んでいるモバイルマーケティングについての研究を進めています。その中でも、AR(拡張現実)技術に着目しARマーケティングについて研究を行っていきます。AR技術に着目した理由としては、オンラインショッピングの利用が近年増加しているが、オンラインショッピングは購入した商品がイメージと違った、サイズ感が違ったという失敗を生みやすいという問題点が存在する。そこでAR技術を用いることで実際の商品と画面越しの商品とのギャップを埋めれると考えAR技術に着目しました。

来週(10月15日木曜日)にもオープンゼミを行うので興味がある方はぜひ参加してみてください。ゼミ生一同お待ちしております!

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