第一回オープンゼミナール

秋風が心地よい季節となりました。皆さんどうお過ごしですか。
さて、今週の中川ゼミは第1回オープンゼミを開催しました。


はじめに、「準拠集団」と「オピニオンリーダー」について、PowerPointを用いてプレゼンテーションを行いました。ここで出てくる難しい専門用語について解説します。

①準拠集団とは、「その人の評価、願望、行動に重要な影響を持つと認識される実在または想像上の個人または集団」のことです。その中でも実際に知っている人たちで構成されるのが”所属集団”であるのに対して、直接の知り合いではないがとにかく尊敬している人たちからなるのは”期待集団”といいます。それぞれの例を挙げてみます。所属集団:親友、期待集団:有名人


②オピニオンリーダーとは、他人の態度や行動に頻繁に影響を与えうる人物のことです。現代では、YouTuber等がその適例です。


最後に、ゼミ中交流をしました。1年生との対談では、様々な質問を受けました。
主な質問例としては、ゼミの活動内容、ゼミ合宿の有無、面接の様子などがありました。第2回オープンゼミまでには、今回で出てきた質問に対応できるようにしたいと思います。

2限目からは、ソロモン消費者行動論第12章「消費者とサブカルチャー」について学習しました。
今回の章で面白いと思ったのは、「限定コード」と「精密コード」についてです。

限定コードは対象の内容に集中し、対象間の関係性については触れないのに対し、精密コードはもっと複雑で、より洗練された世界観に依存します。これらのコードの違いは、消費者が時間、社会的関係、対象といった基本的コンセプトにアプローチする方法にも拡大されます。

生命保険の広告の例で比較すると……
限定コード:シンプルで直接的な用語を使い、保険契約を結んで安心している堅実な家族を描く。
精密コード:将来のための計画が満足を引き出すことを伝えるコピーを添え、裕福な年配の夫婦が子供や孫の写真に囲まれている姿を描く。

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