グループ研究発表が行われました(ゼミ第3回目)

 現在、新型コロナウイルスの影響により自粛生活ですが皆さんはいかがお過ごしでしょうか?名城大学ではオンライン授業が始まり、慣れない環境の中日々課題と向き合っています。そして中川ゼミでもZOOMを利用しオンラインゼミが開催されました。

 

 今週の第3回ゼミでは、新3年生のゼミグループによる研究案の発表が行われました。研究のグループは全部で4つに分けられ各グループが今年1年をかけて研究を行っていく研究テーマの発表、大まかな概要の説明を行いました。いくつかのグループの研究案を紹介します。

 1.秋山、小出、鈴木(智)のグループでは健康増進とマーケティングについての研究案を発表しました。健康食品のパッケージに着目し栄養協調表示が「たっぷり~」など文字で表現されているものと「~グラム」と数字で表現されているものとでの表現の違いによる消費者の購買意欲の違いについての研究案が挙げられました。

 2.石橋、柴口、渡辺のグループも健康増進とマーケティングについての研究案を発表しました。こちらでは、健康食品といった商品についてではなく健康増進を推進するイベントに着目しました。参加者をより増やすためにはどうすればいいのか、人はどのように参加しようと考えるのか、イベントへの参加とマーケティングをどう繋げていくかという研究をこれから進めていきたいです。

 このように各グループごとに研究案の発表が行われそれぞれ意見交換が行われた。意見交換では自分たちが考えなかった角度からの意見や質問がありより有意義な時間となりました。そして、新2年生は自分の興味のある研究グループを4つの中から選びこれから各グループ加わっていくことになります。

 ゼミ後半には山田一成・池内裕美(2018)「消費者心理学」の2章について講義が行われました。特に興味深かったのは参照点とフレーミング効果の話です。参照点とは、価格評価を行う際に暗黙のうちに設定されている「損得を分ける基準」のことです。フレーミング効果とは、実質的には同じ意味を表す選択肢であってもその表現方法が異なるだけで全く逆の選択をしてしまう現象のことです。例えば、「10円値引きされる」と「10ポイント貰える」という2つの選択肢がある場合、この二つは本質的には同じ意味であるが消費者に与える印象は違ってきます。参照点とフレーミング効果は私たちの生活の中にも使われており大変興味深く面白かったです。

 

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