4回目のゼミが行われました。

 最近暖かくなってきました。皆さんはいかがお過ごしですか。中川ゼミは(5/14)で第四回目の開催になります。ZOOMの使い方もだいぶ慣れてきたように感じます。

今回前半は山田一成・池内裕美(2018)「消費者心理学」の第一章を秋山・江口・新井のグループがパワーポイントを使い発表しました。発表内容は教科書第一章の要約です。感覚は消費者行動に大きな影響を与えています。感覚には視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の5つがあります。感覚がそれぞれどのような影響を与えているのか例を挙げて紹介します。

1視覚 パッケージ上の製品画像の配置場所によって、視覚的重さが変わる。上、左、左上は軽いと知覚し、下、右、右下は重いと知覚する。

2聴覚 スーパーマーケットでアップテンポのBGMが流れた時よりもスローテンポのBGMが流れた時のほうが滞在時間が長くなるため購入量は増加する。

3嗅覚 香りなしよりも香りがあるほうが長期記憶にとどめる力がある。そのため香りがユニークであるとより強い。

4味覚 見ため、香り、食感などほかの感覚情報により味覚は大きく左右される。

5触覚 接触を通して知覚する重さ、温度、硬さ。これらの感覚がそれぞれが持つ概念によって自身では考えもしなかった行動や判断に影響を及ぼしている。

後半は前回のゼミで中川先生が提示した課題についての発表と柴田康順(2018)「心理統計の使い方を学ぶ」の第2~3章の発表を行いました。課題の内容はフレーミング効果の例についてです。その中でなぜ衣料品の割引の表示方法は%なのかという意見が出ました。普段考えたこともありませんでしたが、指摘されると確かに%表示が多いと思いました。他人の見解により新たな着眼点を得ることはとても有意義だと実感しました。

 教科書の内容は「質問紙作成を始める前に」、「質問紙の作成について」です。作成の際は紙の質や色、フォントなど細かいところにまで気を使い、回答者に配慮することが求められます。特に印象に残っているのは用語の意味を作成者側は理解しているが回答者側は理解しているのかという先生の指摘でした。作成者側からしたら気づきにくい事ですが、重要なことです。今までは回答者側でしたが作成側の立場を知ることができました。

次回のゼミは5/21日です。

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