第2回オープンゼミ

10月も半分が終わりました。今年は例年よりも温かい日が続いている気がします。皆さんいかがお過ごしですか。10月15日のゼミは前半にインゼミの渡辺班の発表があり、後半は先週に引き続きオープンゼミが開催されました。そこで秋山班がインゼミの発表を行いました。

まず前半(1限)に行われたインゼミの発表内容を取り上げたいと思います。1つ目の班である渡辺班のテーマは「新しいネットショッピングを始める」です。現在ネットショッピングの利用率は増加しており、7割の人がネットショッピングを利用しているといった結果が出ています。しかしこれほどまでにネットショッピングが普及しているにもかかわらず、衣類はネットで購入するのが難しいと言われます。そこでオンラインショッピングのサイトに動画を活用すれば利用者の不満を軽減できると考えました。発表後さまざまなゼミ生や先生からたくさんの意見や指摘がありました。ここでいくつか挙げたいと思います。例えばネットショッピングで靴を購入しようとするとき靴だけの画像と靴を履いた足元の画像、靴を履いた全身の画像ではイメージが異なります。また衣服と一口でいってもアウターから靴まで幅広くあるためすべてに動画の広告が必要なのか?といった意見がありました。ネットショッピングではサイズ感がわからない、色が思っていたのと異なるなどの問題点も浮き彫りになりました。これらの意見を今後活かしていけたらより良い研究内容になっていくと思います。

後半(2限)はオープンゼミが開催されました。前回よりも多くの1年生が来てくれました。まずゼミ長の秋山さんから中川ゼミの概要の説明があり、中川先生から挨拶および選考方法について説明がありました。そして秋山班による報告が行われました。

秋山班の報告テーマは「消費者に好まれる栄養強調表示とは?」です。研究の目的は「どのような強調栄養表示が誤った推論を引き起こし、購買意欲を高めるのかを明らかにすることで消費者の健康的な食品選択を促進させ、健康増進に貢献する」です。そこで様々な仮説が立てられていたので紹介していきます。まず1つ目の仮説は“消費者は「高~・低~」表示より「~たっぷり・~ひかえめ」表示を用いたほうが、健康的な食品の購買意欲が高まる”これは先行単語が後続単語と関連がある場合、プライミング効果によって先に知覚された栄養素に後に知覚された「~たっぷり・~ひかえめ」の形容詞を連想しやすくなる、という仮説です。2つ目は漢字の方が意味を理解しやすいため“ひらがな表記よりも漢字表記を用いた方が健康的な食品の購買意欲が高まる“という仮説です。3つ目は”低関与消費者は「高・低」表示より「たっぷり・ひかえめ」表示を用いた方が高関与消費者に比べて表示内容を理解しやすく、健康的な食品の購買意欲が高まる“という仮説です。親近効果は特に関与が低い場合に表れやすいためです。その逆に”高関与消費者は「たっぷり・ひかえめ」表示より「高・低」表示を用いた方が低関与消費者に比べて表示内容を理解しやすく、健康的な食品の購買意欲が高まる”初頭効果は特に関与が高い場合に表れやすいためです。

発表後は1年生とゼミ生が交流し、1年生の質問に答えたり、アドバイスをしたり有意義な時間が過ごせたと思います。2回にわたるオープンゼミで少しでも私たちのゼミに興味を持ってもらえたら嬉しいです!これから一緒にゼミを盛り上げていけたら良いなとおもいます。

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