中間報告③

12月に入り、2020年もあと一か月となりました。寒い日が続くので、コロナだけでなく、インフルエンザにも十分気を付けて、体調管理をしっかりしましょう。

さて、今週のゼミでは、前回のゼミでレクチン班より出題された課題の発表と、各インゼミ班ごとの中間報告が行われました。そしてゼミ生全員と先生で集合写真と撮りました。初めに、寒い中外に出て、カメラマンさんに集合写真を撮っていただきました。今年度はコロナがあり、なかなかみんなで集まる機会がありませんでしたが、このように全員で写真を撮れました。残り少ないゼミですが、頑張っていきましょう!

次に、レクチン班から出題された課題「帰納推論の事例を1つ挙げ、共通項を明らかにし、どのような推論を行うか考察してください。」についての発表でした。宝くじに関する帰納推論が挙げられ、名駅のチャンスセンターで1億円以上の当選が100本以上出ているという事実や金持神社の1等が当選したことが書かれている絵馬(事実)から、宝くじは簡単に当たるのではという推論を引き起こすというものでした。確かにたくさん1億円以上の当選が出ていると思うと、この売り場で買えばあたりやすいのではといったことや、宝くじは意外と1等が当たりやすいのではと推論してしまうと感じました。

最後に、各班ごとに中間報告を行いました。最初は鬼殺隊が発表を行いました。研究テーマは「ARのリアル感はオンラインショッピングにどう影響するか?」です。この研究ではARに着目して、ネットショッピングにおける品質知覚をARを用いて正確に伝達することで、知覚リスクを低減できるのではというものです。先週から実験が始まり、実際に私も実験に参加してきました。私が行った実験は、初めにオンラインでのスニーカーの商品画像呈示が行われ、それに対するアンケートに答えた後、ARの家具(ソファ)を様々な角度から見て、それに対するアンケートに答えました。私自身、スニーカーに興味がないためオンラインの画像呈示では、自分が履いた時のことをイメージしにくく、購入したいとは感じませんでした。しかし、ARで提示されたソファだと、本当にそこにあるように感じることができ、またいろいろな角度から見ることができるため、家に置いたときのことを想像しやすくなり、購入したいと感じました。実際に体験してみて、面白い実験だなと思いました。

次にレクチン班が発表を行いました。研究テーマは「うさん臭いと感じる健康食品のパッケージとは?」です。研究1では、どのような栄養強調表示がうさん臭さを生み、購買意欲にどのような影響を与えるのかについてであり、研究2では、どの表情がうさん臭さを生み、購買意欲に影響を与えるのかについてです。研究1,2のアンケートを11月に経営学部の生徒を行なっており、それの分析が少しだけできていたので発表しました。研究1では、購買意欲の主効果の形容詞に有意傾向が出ており、同じ主効果の関与度は有意でした。しかし、交互作用では何も見られませんでした。また、健康期待度において主効果の形容詞である形容詞が有意であるという結果が得られました。これらの結果から、形容詞は購買意欲と健康期待度に影響を与えることが分かりました。研究2では、購買意欲の主効果の表情が有意でした。そこで多重比較を行った結果、笑顔の人物よりも人物がいないほうが、笑顔の人物よりも真顔の人物のほうが購買意欲が高まることが分かりました。これ以外の分析方法としてパス解析という方法も先生から聞いたので、こちらも使ってもう少し分析をしていきたいと思います。

最後にベジ隊が発表を行いました。研究テーマは「制御焦点に基づいたメッセージと同伴者の存在による野菜購買への影響」です。こちらの班は、前回(先週)の中間報告でアンケート結果の分析まで発表していたので、パワーポイントで前回指摘されたことの変更点の発表でした。新たにどうして野菜購買に目を付けたのかというスライドや制御焦点理論に入る前の具体的な広告、同伴者によって選ぶメニューの違いの例などが追加されていました。ますますわかりやすくなぜそこに着目したかもわかりやすくなっており、考察を含んだ全体を通した発表が楽しみです。

今週の土曜日(12月5日)には、中京大学経営学部の津村ゼミとの合同ゼミもあります!MRGPに向けて、たくさんのコメントがもらえるように、発表を仕上げていきましょう!

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