インゼミグループ活動 本調査に向けて(ゼミ第21回)

先週とは打って変わり、今週は急激に寒さが感じられる季節となりました。みなさんも寒さに負けないように頑張っていきましょう。

10月21日の第21回目のゼミは、各インゼミグループに分かれて、MRGPに向けて個別に活動を進めるという形式で行いました。その中で、各グループが中川先生と打ち合わせをさせていただく時間を設けてもらい、活動状況に対してフィードバックを頂きました。今回のゼミ内では、特に10月の4週目から行う予定であるアンケート本調査の調査票の確定に向けて修正を行いました。

 私が所属しているインゼミグループ西河原班では、「ジェンダーステレオタイプが生じる商品を男女共に買ってもらうには」という研究目的のもと進めています。その中で、予備調査でジェンダーステレオタイプのある商品の選定を行ったところ、男性向けの商品で女性が使いづらい・購入しづらい商品としてネクタイが挙げられ、女性向けの商品で男性が使いづらい・購入しづらい商品として日傘が挙げられました。これらの商品に対して、「ユニセックス」と表記すれば、購買意欲を高めることができるのではないか?という仮説を立てました。そのため、調査における刺激物としてのネクタイや日傘のジェンダーステレオタイプの度合いやその商品の必要性は予備調査で確認できましたが、本研究の肝であるユニセックス表記がいかに分かりやすく見落とされないようにアンケート回答者の目に届くかを重視しなくてはいけませんでした。そのため、POP形式に商品を説明し、分かりやすいデザインを心掛けました。また、回答の流れと回答者の負荷についても改善できました。はじめに作成した状態では、日傘という商品全般に対する製品関与に関する尺度項目と今回対象とした表記を記載する刺激物としての日傘についての抵抗感・好感度・購買意向に関する尺度項目が合わさって回答させるようにしていましたが、それは全く別のことを聞いているので、質問項目を分けて回答してもらうように変更しました。また、もともと設問数が多くなってしまい回答者の負担になってしまうため、もう一度必要な部分を精査し質問用紙を改善できました。

 来週から各グループのアンケート調査が始まります。仮説の結果を立証させるためにも、アンケート調査票の作成は大事になります。その後、分析と考察を行い一年間の研究の大詰めを迎えます。MRGPで結果を残すことができるように残りの期間頑張っていきたいと思います。

中川ゼミのtwitterアカウントはこちら