MRGP ー予選ー

どうも!中川ゼミの水野です!最近はワールドカップだったり、M-1だったりホットな話題が多いですが、もっと熱いMRGPの予選について、少し遅れてしまいましたが、報告していきたいと思います!!

まずは私たちが参加していた第4会場の様子をお伝えしたいと思います。

発表内容としては広告に採用されているモデルの人種が購買意図、製品評価にどのように影響しているか、そしてコスモポリタニズムの高低がそれにどのように影響しているかを調べました。

コスモポリタニズムというのは異文化に対して寛容さや関心を示し,能動的に関わっていこうとする消費者態度のことです。つまりこの指標が高ければ購買意欲、製品評価が高まるのではないかと私たちは考えたわけです。

結果から言いますと広告のモデルを黒人さんにした場合のみ、白人・黄色人に比べて製品評価が高くなる傾向が見られました。しかしコスモポリタニズムの影響は全く確認出来ませんでした。今回の研究で結果出ませんでしたがグループで一つの事柄に取り組んだ経験は大きな財産になったと思います。私は来年卒論が控えていますのでそちらに活かしていきたいと思います!

他の大学の研究もどれも興味深いものばかりでミニボトルの販促方法を探る研究だったり、ポップ広告に関しての研究などがありました。その中でも広告と倍速についての研究が一番心に残りました。ここではネットで流れる広告が等倍ではなく、倍速にすることでより多くの情報を等倍の時と同じくらい伝えられるのではないかということを追求されていました。私自身動画広告は等倍でないと不快感がより増してしまうのではないかと考えていたので、結果として出た不快感は減り、内容理解度も変わらないというものは大変驚きました。このような学生らしい新しい視点からの知見を得られるのもMRGPならではの楽しみだなと感じました!!

 

次からは各会場で参加していたゼミメンバーのコメントを紹介していきます!

第6会場では、WATANABE×FAMILYが研究発表しました。

本研究では、インターネット広告に対して抱く懐疑心を抱く要因を明らかにするため研究を行いました。

さまざまなインターネット広告の中でも誇張広告に対する不快感を抱く意見が見られたため、誇張広告が消費者にどのような影響を与えるのかを明らかにしていました。

そこで誇張広告を3つ取り上げました。商品効果を誇張している広告、漫画式の広告、ランキング表示のある広告を題材に研究を行いました。

 

分散分析と共分散構造分析を行いました。

商品効果誇張広告では、非現実性や信頼性を媒介せず、それ以上に興味・関心、好奇心が高まり、順にクリック意向、購買意欲へと段階を踏んで意思決定されることが明らかになりました。

漫画式広告では、非現実性、信頼性を媒介し、興味・関心、好奇心、クリック意向、購買意欲へと段階を踏んで意思決定されることが明らかになりました。

ランキング表示のある広告では、媒介変数や興味・関心、好奇心などに影響を与えませんでした。

本研究の意義として、

インターネット広告をする際に、漫画式広告をするべきではない。また、現実性を重要視するべきであるということが明らかになり実務的な意義があると言えます。

WATANABE×FAMILYの皆さんありがとうございました。第6会場では充実した発表が出来ていたようです!

そして第3会場です!

第3会場は全部で7チームの発表が行われました。発表内容としては、「モバイル決済のブランドネームの影響」、「SNS 広告における自虐的ユーモアの利用が消費者心理に及ぼす影響」、「テキストコミュニケーションにおける絵文字の使用有無と性別の違いが 印象形成に及ぼす影響」、「推し活の特徴とその有用性」、「自虐広告が消費者の広告態度・購買意欲に与える影響〜ユーモア広告との違いに着目して〜」、「Youtuber への妬みが広告に及ぼす影響 ―同類性・魅力に注目して―」、そして私たちの「企業にカラーユニバーサルデザインを取り入れてもらうには?」です。SNSやYouTubeのことなど、身近で時代に合った研究が多く、とても勉強になりました。また、テーマが若干被っているチームもあり、比較して聞いてみるのもとても面白かったです!

  私たちの班は3番目に発表をしました!始まる前に機械トラブルがあったので少し焦ってしまいましたが、審査員の先生方からの優しいお声掛けもあり、無事発表を終えることができました。お褒めの言葉と厳しい言葉、両方頂きましたが自分たちの力を出し切れた研究だったと思います。私たち3年生は最後のMRGPでしたが、良かったところはこれからも継続し、頂いたアドバイスは真摯に受け止めて今後の活動や大会等に活かしていきたいです‼︎

ぱすてるの皆さんありがとうございました!トラブルがある中でもしっかりと発表し、評価された点はすばらしいです!しっかりと力を出しきり今後に繋げていく姿勢は私も見習いたいです!

そして最後は第2会場です!

会場2では7つのグループの研究発表を聞くことができました!

私たちインゼミ3班の物語性のあるクチコミについての研究を筆頭に以前の井関ゼミとの合同ゼミでの研究発表や9月のMRGPの中間発表で聞いた研究発表よりもどの研究も完成度が高くなっていて聞いていてとても面白かったです。

私が特に面白いと感じた研究は『飲食店における店内ラジオの有用性について』という研究です。ひとりで食事をすることはネガティブ感情を及ぼすということが証明されており食事に音を追加することでポジティブな感情が引き起こされ、気分に対する評価が上がったということでした。私自身が一人暮らしでひとりでご飯を食べるのが少し嫌なのですがこの研究のように音楽などの音を流すだけで無音で食べるご飯よりもおいしさが変わるという実験結果から今後一人で食べるときにはテレビやラジオを見たり音楽を聴いてみようと感じました!!

他にもプライミング効果とエシカル消費の関連性や古着のリスクを軽減する取り組みなど今後参考になる研究ばかりでとても有意義な時間を過ごすことができました。

ぱわぁの皆さんありがとうございました!会場2では興味深い内容の発表がいくつもあったんですね!さらに新しいことを始めるきっかけにもなっており、素敵な会となったようです!

 

以上で予選の報告を終わりたいと思います。今回のMRGPもかなりレベルが高く、本当に学生がやっているのか疑いたくなるくらい完成度が高く、扱っている内容も複雑でした。しかし、学生ならではの視点、方法をうかがい知れる部分も多く、その研究の素晴らしさに私の班のことを振り返ってしまいました。今回の経験を糧に3年生は卒論、2年生は来年のMRGPに向けて頑張っていきたいと思います!!

中川ゼミのtwitterアカウントはこちら